BeeX Technical Blog「AWSへの移行計画の進め方」ワークショップ参加レポート

最近少し太ったかもしれません。河村です。

先日AWSの方に弊社オフィスへお越しいただき、「AWSへの移行計画の進め方」という題目でワークショップを開催していただきました。

当日の流れ
・AWSへの移行計画の進め方について
・移行計画立案ワークショップ
・CloudEndureを使ったサーバ移行のハンズオン

AWSへの移行計画の進め方について

移行のための知識・技術を理解するための座学です。
移行における各STEPでの実施内容、ポイントを解説していただきました。

STEP1:情報収集・分類

まずは移行における「世界地図」である台帳(移行対象の一覧表)を作成する。
台帳に入力する情報は精度を高めるためツールを使用しての取得が望ましい。
TSO Logic (AWS)
Application Discovery Service (AWS)
MAP Toolkit (Microsoft)

STEP2:移行の詳細な計画を立てる

作成した台帳の情報を元に移行の方針、順序、単位、手法、コストを出す
方針:場合によっては移行しないという判断も
順序:開発環境などの影響の少ないものから始める 等
単位:Web,AP,DBなど連携しているサーバは同じ単位でまとめて移行 等
手法:どんなツールを使う?新OSで再構築する? 等
コスト:EC2の場合はオンデマンド?リザーブド?スポット? ミドルウェアライセンスにも注意(Oracle,SQLServer,Office等)

STEP3:移行実施

AWSへの移行を簡単にする様々なサービスを要件に従って選択する。
CloudEndure:2019年1月にAWS傘下に。このツールを使用しての移行が最も簡単
VM Import:仮想マシンイメージをAWSで利用可能にする。
Server Migration Service:VMware/Hyper-Vと連携。
Database Migration Service:データベースの移行サービス。

移行におけるポイント

・STEP1とSTEP2を頑張ればSTEP3は楽に進めることができる。
・まずはそのまま移行して、移行後に改善活動(バージョンアップ、S3やRDSなどのAWSマネージドサービスへの切り替え)を検討する。移行と改善を同時並行で進めるのはかなりエネルギーが必要!!
・移行後の運用方法も決めておくこと。

移行計画立案ワークショップ

チームに分かれてそれぞれ移行計画の立案・発表を行いました。
このワークショップで使用した移行対象の台帳は事前に整形されていて非常に見やすいデータでしたが、もしこの台帳が整理されていない情報だったり過不足があると確認にかなりの時間を取られることが予想されます。
ワークショップを通して「STEP1:情報収集・分類」の重要性を実感しました。

CloudEndureを使ったサーバ移行のハンズオン

CloudEndureとは

・ライブマイグレーションツール
・マイグレーションとDRの2つの機能があり、マイグレーション機能は(現在は)無料で使用可能。DR機能は有償。
・移行対象へエージェントをインストールする必要があるがサーバへの負荷はほぼ無し。
・VM Import,Server Migration Serviceよりも使いやすいのでまずCloudEndureを検討してみる。
・Windows/Linuxに対応している。
・物理環境・仮想環境の両方に対応している。

利用条件

・AWS側にReplicationServer(EC2)が必要。
・移行元サーバとReplicationServerがインターネット経由でCloudEndureと通信可能なこと。
・インターネット接続にプロキシを挟む場合は認証無しにすること(認証付きプロキシだと通信不可)。

注意点

・移行元サーバにCloudEndureエージェントをインストール後、すぐにReplicationServerとの通信が始まる。
・リハーサル切り替え(TEST MODE)を実行すると移行元とAWSの両方に同じサーバが稼働している状態となる(AWS上のサーバのセキュリティグループでアウトバウンドを全拒否しておくことで事故を未然に防げる)。
・大規模に移行を行う場合はReplicationServerをスケールアップ or スケールアウトする。
・移行元サーバとReplicationServer間で通信断が発生するとRESCANが発生して移行までの所要時間が長くなる(移行時には再起動等はしない)。

一通り説明を受けた後、CloudEndureを使用してWindowsサーバのマイグレーションを実施しましたが想像以上に簡単にマイグレーションができて感動してしまいました。
この機能を無料で提供しているとは恐るべしAWS。。。

半日という短い時間でしたがサーバ移行に関するポイントを学ぶことが出来た非常に有意義なワークショップでした。
講師の方々、ありがとうございました!!

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