ポストモダンERP

SAP Analytics Cloud(旧BO Cloud) からSAP Cloud Platform 上に格納されたIoTメッセージを参照する

SAP Analytics Cloud(旧BO Cloud) からSAP Cloud Platform 上に格納されたIoTメッセージを参照する

目次

本記事は、下記のデモ作成時に作成されたテーブルを例にしています。

SAP Cloud Platform を触りたい貴方へ、全部無償でiPhoneを使ったIoTストリーミングデモ作成

上記のデモではiPhone内蔵センサーから得られたデータ(Message)がMessage Management Service (MMS)を通じてHANA DB Service 上のテーブルに格納されます。(=defaultでは、T_IOT_[message Type ID]というSchemeで自動定義されます。参考情報:Message Processing in HCP IoT Service

実際のデモでは、上記のデータをを参照して、WebIDEで作成したDashboardを用いて可視化を実現していました。

今回の記事は完全に外から、具体的にはSAP Analytics Cloud(旧BO Cloudと呼ばれていたSAP社のSaaS)からOdata 経由でIoTメッセージを参照します。

Odataを用いたSAP Analytics CloudーSAP CP接続

設定方法については、下記を参照して下さい。

Import Data Connection to OData Services

参考情報;

Three ways of sharing SAP HCP IoT message consumption with others via OData

Connectionが設定画面は下記の通りです。(提供:グランバレイ株式会社様)

iPhone内蔵の加速度センサーをグラフ化するとこのような感じになります。(提供:グランバレイ株式会社様)


この接続方法は簡単でいいのですが、ODataプロトコル自身の成り立ちがさまざまなクライアント(いわゆるPCとかモバイルを想定、OData コンシューマー)およびサーバー(OData プロデューサー)間で、データの照会および更新を行うためのオープン ソース Web プロトコルということで、今回のようなクラウドサービス(システム)間I/Fとして大量、リアルタイムの通信トラフィックの通信に向いていないからでしょうか、例えばスケジュール設定がこんな感じでとっても緩いのであります。

ということで、もう一つのやり方をご紹介します。

Live Data Connection

LiveDataConnectionの概要は下記をsaphelpを参照して下さい。

Live Data Connection

上記LINK先の日本語翻訳版はこちら。本稼動データ接続(訳しすぎだ~)

SAP CPとの接続手順はこちらになります。(SSO環境での接続手順も別にあり)

Live Data Connection to SAPCP with Credentials

上記LINK先の日本語翻訳版はこちら。 認証情報を使用した SAPCP に対する本稼動データ接続

実際の設定イメージはこちらが参考になります。

SAP BusinessObjects Cloud: Using a Calculation View from HCP Trial

こちらはリアルタイム志向であり、SAP TechDays 2017 で是非ご覧に入れたかった機能なのですが、下記の事情で断念しました。

具体的には前提条件となるDBユーザへの権限追加のところで、IoT Messageが格納されているScheme自身が上位で動くXS Apps(Javaアプリ)向けに作られており、かなり権限が絞られておりました。HANA Development Workbenchを使って、新たに権限を追加する必要があるのですが、そもそも特定のSchemeだけに有効なDBのユーザ権限って付与する方法がわかりませんでした。同様のことをやろうとしている先人のやりとりをみると、こんな書き込みがありました。(実際に新規でMDC構成でDBを作るってそちらに権限を追加することはできます。)

I would strongly advice you to create a HANA MDC instance. It is like your own productive instance with SYSTEM user and all privileges.

The HANA XS on the other hand has very limited authorizations and can be a little confusing with the DEV_ and NEO_ schemas for developement.

ということで、もし先に作ったデモ環境の延長でやるなら、DBを新しく自分で作ってあげればこの件はきっとうまく行くはずです。(弊社はイベント展示を目標でやっていたので、この件は時間切れでここまでです、残念ながらこれ以上はお役に立てませんです。ただし下記の通り動いてますので、そこはご安心下さい)

Establishing Live Data Connection to HANA Views From SAP BusinessObjects Cloud – From Sensor to Cloud – Part 3

最後になりましたが、今回のデモ環境構築タスクは、BOの専門家集団グランバレイ株式会社様と協業で実施しており、SAP Analytics Cloud側の設定はグランバレイ様のほうで対応されました。この場を借りてお礼申し上げます。

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この記事を書いたメンバー

Keita
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