AWS GameDay ~Going Serverless~ 参戦レポート

この記事を書いたメンバー:

榊原慶太

AWS GameDay ~Going Serverless~ 参戦レポート

目次

ハイブリッドクラウドコンサルティング部の榊原です。今回はタイトル通り、AWS GameDayにBeeXから私を含む4名が参加したのでそれについて書きます。GameDayで出されたお題の詳細や使用サービスなど具体的な内容のネタバレは禁止されているため、その部分は伏せて記しています。あらかじめご了承ください。なお、本記事の内容は2023年7月19日時点のものです。
【20231201追記】AWS re:Invent2023に現地参加した際のAWS GameDayとJamに関する記事も投稿しました。併せてご覧いただけますと幸いです。


[re:Invent 2023 レポート] AWS JamとAWS GameDayに参加しました|基幹システムのクラウド移行・構築・導入支援のBeeX

株式会社Beex(ビーエックス)のエンジニアが執筆する[re:Invent 2023 レポート] AWS JamとAWS GameDayに参加しましたのページです。SAPなど基幹システムを中心としたエンタープライズシステムのクラウドインテグレーションを専業としています。

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AWS GameDayとは?

AWSに関する複数のお題が仮想企業から出されるので、それに沿ってシステムを構築したり、既存のAWSリソースを改善します。お題のクリアごとにポイントがもらえ、最終的な合計ポイントをチーム間で競うイベントがAWS GameDayです。ちなみにどうしても行き詰った場合、ポイントを消費することでヒントがもらえます。


AWS GameDay

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他のAWSイベントと大きく異なる点は、とにかく自分たちで考えて手を動かしまくるところです。皆様ご存じの公式ページのハンズオンやBlackbelt等の講義形式のセミナーと異なり、このイベントには丁寧な手順書や明確な要件は存在しません。

また、出されるお題も内容がふわっとしているため、AWSが主催するイベントの中でも難易度は高めだと思います。お題がふわっとしているのには実は理由がありますが、後ほど述べていきます。なおGameDayのテーマは開催毎に異なり、"~New Frontier(新境地の開拓)~"や"Microservice Madness"など様々ですが、今回のお題は"Going Serverless"でした。

GameDayを受けた感想は?

中々大変なイベントでしたが、参加して非常に良かったです。理由は大きく3点です。

1点目は普段使用しないサービスを実際に触れた点です。僕は普段の業務でサーバレスのサービスを扱う場面が全くないため、知見と興味の幅が広がりました。

2点目は先輩がトラブルやエラー発生時にどこを見ているのか等、視点が学べたためです。具体的な内容はネタバレに関わるので伏せますが、問題の切り分け方法や、必要な情報やコードをChatGPTを駆使して高速で拾っていく姿は大変参考になりました。自分も真似します。

3点目は顧客のふわっとした要件から、必要な要件を考えて実装することの重要性が学べました。正直言うと、仮想企業から出されるお題はどこかぼんやりとしていて、要件が汲み取りづらい部分が所々にありました。ただAWS側は意図してそういうお題にしており、「抽象的な内容を具体的な内容に落とし込むプロセスや、ただ実装するだけでなくその後のトラブルシューティングや改善方法等、様々なことを学んでほしい」とおっしゃっていました。

仕事をしていても、最初からどんなシステムを作りたいかはっきりしているお客様は少ない印象のため、確かにそうだなと納得しましたし、いい経験が出来たと思います。ちなみに「実装したものは技術的に要件を満たすが、仮想企業の要望に沿っていないためスコアは0」という事象が実際に発生しました。

上記3点以外にもチーム戦が熱い、他部署の方と参戦すればつながりが作れる等様々なメリットがあります。というよりメリットだらけなので、興味ある方は是非とも参加しましょう。逆にデメリットはほとんどないと思います。強いてあげるなら、スコアが取れないと悔しい、長時間拘束されるくらいです。

参加したいけど事前に予習は必要か?

マストでは無いですが、未経験サービスが多い場合は触っておくと安心です。参加者には事前にGameDayで使用するサービスが共有されるため、不安なサービスがあれば可能な限りハンズオン等手を動かして感じをつかんでおくと良いです。GameDay当日に軽く使用するサービスの説明はされますが、本当に必要最低限なので、時間がある方は事前に触っておきましょう。

ただ、よほどできる方を除いてどれだけ準備しても、当日はほぼ確実に何かしら詰まって調べものをすることになります。その際元々の知識や事前準備ももちろん大切ですが、それより重要なのは泥臭く調査をして、何としても実装しようとする姿勢と粘り強さだと思います。※あくまで個人の意見です

そもそも詳しくない分野でも参加していいのか?

結論OKです。「今回のテーマは普段触っていないし、さほど詳しくないから不安だな…。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、興味が少しでもある場合、迷わず手を挙げましょう。自分の場合はエンジニアとして経験が浅いにも関わらず、「なんか楽しそうだな」くらいのノリで後先考えずに手をあげましたが、結果的に参加して良かったです。繰り返しになりますが、GameDayで重要な要素は今までの知識や経験よりも、興味や粘り強さと考えます。なので、興味ある方は一旦迷わず手をあげましょう!

最後に

今回はAWS GameDayについて述べました。仮想企業の要件を洗い出したり、トラブルシューティングしたり、必要な情報を素早く調査する等、実際の仕事に活かせる部分が多く学べて、非常に有意義な時間となりました。また、チーム内に特別サーバレスサービスの扱いに長けている方はいなかったものの、今回41チーム中9位に入賞できました!最初は点数や順位は気にせず楽しくやろうぜというスタンスだったのですが、皆いつの間にか火が付き、夢中で上位入賞を目指していました(笑)

反省点として自分は調査や、情報提供面では少し貢献できたものの、実装面となると他メンバーにおんぶにだっこ状態でしたので、次回以降参加する際はもっと手を動かす方でも活躍したいですね。また参加できる日が待ち遠しいです。

最後に唐突ですが、BeeXでは現在一緒に働くエンジニアを大募集しています。今日紹介したGameDay以外にもAWS Summitや毎年ラスベガスで行われるAWS re:Inventへの参加機会、豊富な資格取得奨励制度、社内勉強会制度などエンジニアとして成長できる環境が整っています。自ら学ぶ意欲のある方、AWS等クラウド技術を主軸にキャリアを築きたい方、業務以外にも積極的にイベントに参加したい方、是非とも弊社へのご応募お待ちしております。(関東圏在住でない方向けにフルリモート制度もあります!)


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世界に先駆け企業の基幹システムをクラウド環境へ数多くマイグレーション(移行)してきた実績を持つ、株式会社BeeXの採用情報ページです。業務拡大につき、一緒に成長できるメンバーを募集しております。

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技術検証、re:Invent参加、AWS資格全冠のための勉強教材等、幅広く記事にしています。皆様のお役に立てば幸いです。最近は会社ブログメインで記事投稿指定います。

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