SAP関連サービス
ServicesBTPソリューション開発 BeeX S/4 HANA Public Edition向け 会計伝票登録/承認ソリューション
クリーンコアで柔軟な会計伝票登録/承認を実現する会計ソリューション
S/4 HANA Cloud Public Editionの導入中および導入を検討しているユーザーのどのプロジェクトでも課題としてあがる会計伝票登録上での機能不足を解決する「会計伝票登録/承認ソリューション」で解決します。
SAP社が推奨するクリーンコアで開発されたソリューションのため、どのプロジェクトでも利用可能であり、アップグレードの際の影響をうけません。
BeeX S/4 HANA Public Edition向け 会計伝票登録/承認ソリューション ソリューションの特長
S/4HANA Public Editionの会計伝票登録機能が抱える機能不足や課題を解決します。
-
伝票登録の一元化
SAP S/4HANA Cloud Public Editionの標準機能ではGL勘定仕訳、債権計上、債務計上でアプリケーションが分かれていますが、本ソリューションではこれを統合し１つの画面で実現します。また、仕訳情報の一括登録機能にも対応しています。
-
複雑な会計伝票への対応
SAP S/4HANA Cloud Public Editionの標準機能では実現できない複数の統制勘定や債権・債務勘定が混在する複雑な振替伝票の登録が可能となり、「統制勘定が1明細しか登録できない」という課題を解決します。また、代替統制勘定の指定や税額の個別指定も可能となります。
-
共通的で柔軟な承認ワークフロー
標準機能では、ワークフロー機能の有無がバラバラですが、BTP上のBuild Process Automationで提供されるワークフロー機能を利用する事で、共通的で柔軟なワークフローが実現できます。グループの定義、条件による多段階承認も可能となります。
-
申請・承認のユーザビリティ強化
ワークフロー申請時の承認者へメール通知や承認完了時の申請者へのメール通知が可能です。申請メモ情報や添付ファイルもS/4HANA Cloudに保持して申請が可能であり、承認後状況確認や、承認後の履歴確認機能を提供する事でプロセスの透明性を確保します。
BeeX独自のS/4HANA 会計伝票登録/承認ソリューションで、これまでの課題を解決が可能！
伝票入力形式も会計転記で一般的な勘定科目を指定して貸借での入力が可能。
クリーンコア(RAP(RESTful Application Programming Model）＋Build Process Automation）のため、どのPJでも導入か可能です。
クリーンコア(RAP(RESTful Application Programming Model）＋Build Process Automation）のため、どのPJでも導入か可能です。
主要機能
S/4HANA Public Editionの会計伝票登録機能の課題を解決します
- SAP Cloud ERP上での複雑な明細をもつ会計伝票登録が可能
- S A P標準の伝票チェック機能（整合性チェック・権限チェックなど）
- 会計伝票を登録後にBT P上の承認ワークフロー機能を利用して承認が可能（多段階承認・条件分岐も対応）
- 申請伝票への添付ファイル機能（S / 4 H A N A C l o u d上で保持、承認時・会計伝票登録後も確認可能）
- 承認者へのメールでの通知機能
- 申請時の複数会計伝票のファイルからの一括登録機
- 承認状況確認・承認履歴確認機能
- 会計伝票登録時に申請情報リンク情報を会計伝票に登録
- 日本語/英語対応
動作環境
1. 動作するシステム
- 申請機能：SAP S/4HANA Cloud Public Edition 上で動作
- 承認機能：SAP Business Technology Platform（BTP）の SAP Build Process Automation 上で動作
2. 推奨クライアント環境
- OS：Windows 11
- ブラウザ：Google Chrome または Microsoft Edge（いずれも最新バージョンを推奨）
※ 上記以外のタブレット端末やスマートフォンからも、基本的には動作可能と想定していますが、
動作検証は実施しておりません。
3. 必要な SAP BTP サブスクリプション
本ソリューションの利用にあたり、以下の SAP Business Technology Platform サブスクリプション契約が別途必要となります。
- SAP Build Process Automation
- Advanced User：管理者数に応じて契約
- Standard User：利用者数に応じて契約
- SAP BTP, Cloud Foundry Runtime
- SAP Business Application Studio
4. その他の技術要件・推奨事項
- SAP BTP は本ソリューション専用のサブアカウントを利用することを推奨
- サブアカウントのユーザ ID はメールアドレス形式であること
- IAS - Corporate IdP を利用したシングルサインオン（SSO）構成も可能
価格
- ソリューション価格：400万円（税別）
- 導入費用：150万円（税別）〜
※導入費用は導入環境・要件により変動します。
※導入費用とは別に、保守費用が必要となります。
BeeX S/4 HANA Public Edition向け 会計伝票登録/承認ソリューション 構成
S/4HANA Public Edition上でのディベロッパー拡張（ABAP RESTful Application Programming Model）と
BTP上でのSide By Side拡張(Build Process AutomationおよびSAP UI5）で構成されています。
BeeX S/4 HANA Public Edition向け 会計伝票登録/承認ソリューション 会計伝票登録時の流れ
本ソリューションでの会計伝票登録時の流れは以下の通りです。
- STEP 01
S/4HANA Cloud上で申請開始
・申請状況一覧を上記画面で確認可能・一覧が画面から新規申請を開始・ファイルからの一括取込が可能・コピー機能による新規伝票作成が可能
- STEP 02
仕訳情報を入力
・複雑な仕訳伝票の入力が可能・申請時に複数のファイルを添付可能・SAP 標準APIによる伝票チェック機能・申請時の承認WF機能と承認者へのメール通知
- STEP 03
BTP上で申請者が承認
・承認ルート設定による多段階承認・BTP上の個人Inboxでのタスク確認・申請伝票内容および添付ファイルの内容確認
- STEP 04
S/4HANAで会計伝票が登録
・最終承認者承認時に標準APIでの会計伝票登録・標準アプリでの会計伝票登録情報の確認・会計伝票への申請時情報へのリンク保持
BeeX S/4 HANA Public Edition向け 会計伝票登録/承認ソリューション Q&A
-
ASAP側は、アップグレードの影響を受けないRAP（ABAP RESTful Application Programming Modelで開発し、承認機能はBTP上のBuild Process Automationで開発しています。SAP社推奨のクリーンコア―に準じて開発しているため、基本的にはアップグレードの影響をうけません。但し、大幅なアップグレードが発生した場合には、修正が必要となる場合があります。その場合は、保守サービスをご利用いただく事で、アップグレード対応版の提供を対応します。
-
A固定資取引(資産取得など）、ワンタイム得意先/仕入先などの伝票は登録できません。詳細はお問合せください。
-
A申請者は、S/4HANA Public Edition上に追加されたアプリケーションで申請を行うため、 S/4HANA Public Editionのユーザーライセンスが必要となります。承認者は、 SAP Build Process AutomationのStandard Userのライセンスが必要となります。メンテナンス等を行う管理者は、 S/4HANA Public EditionのユーザーライセンスおよびSAP Build ProcessAutomationのAdvanced Userのユーザーライセンスが必要となります。
-
A以下のSAP Business Technology Platformサブスクリプションの契約は必要となります。
SAP Build Process Automation
Advanced User 管理者数
Standard User 利用者数
SAP BTP, Cloud Foundry Runtime
SAP Business Application Studio -
A個別対応となりますのでご相談ください。
-
AS/4HANA Public Edition上の申請画面は、Fiori画面でのUI適応機能を利用する事で可能です。
Build Process Automation上の承認画面は、導入時での軽微な変更は可能です。