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S/4HANAを導入検討するにあたって、検討プロジェクトを立ち上げる前に、ちょっと実機で触ってみたいという現場担当者の声は大変多いです。
本Blogを訪れる方は、SAPの稼働基盤を担当するBASIS(ベーシス)コンサルタントや運用担当者の方が多いかと思いますが、いざ触ろうとしてもライセンスがない、HANAを動かせる大容量のメモリーを搭載したお試し環境がないという現実に直面します。それらの課題を解決するためにSAP社が数年前からパブリッククラウド上で展開しているのが、通称現場でカル(CAL)と呼ばれる Cloud Appliance Library です。
SAP CALとは
CALを一言で言うと、SAPのサイト上にある最新SAP製品が稼働するシステムのカタログから選ぶだけで、あっと言うまでにパブリッククラウド上に環境を自動作成してくれます。評価用の最新SAP製品のライセンス、仮想マシンの利用料等全て含まれており、さらに環境によっては評価用のデータやサンプルアプリケーションも搭載済なので、至れり尽くせりです。
今回導入するS/4HANA検証環境とは
最新のHANA 1610 FPS01ベースの検証環境を構築する手順を詳細にまとめています。下記4つのインスタンスをAWS上に半日かからず(導入作業自体は実質2時間)導入できるのは最高です。
- SAP S/4HANA 1610 (based on SAP Netweaver AS ABAP 7.51)
r4.8xlarge (32 cores, 244GB memory, HDD) - SAP NetWeaver 7.50 AS JAVA with Adobe Document Services
r4.xlarge (4 cores, 30.5GB memory, HDD) - SAP BusinessObjects BI Platform
r4.xlarge (4 cores, 30.5GB memory, HDD) - Windows Remote Desktop
m3.xlarge (4 cores, 15GB memory, HDD)
かなり細かく書きましたので、環境導入後、立ち上げてログオンするまで、ユーザ様でも対応可能かと思います。
ホワイトペーパーはこちらから
下記からPDFファイルをダウンロード可能です。